不死王閣の前身である料亭「伏尾の鮎茶屋」が創立されたのは、
今から84年も遡る昭和8年(1933年)のこと。
昭和38年(1963年)に鉄筋コンクリート5階建ての旅館を建設。
伏尾の地名の由来である「不死王=死なない王様」を屋号とし、『不死王閣』として歩み始めました。
泊まることを目的とした“観光旅館”が主流だった開業当時、
やっと余暇が生まれ、レジャー熱の高まりを感じていた当主は、
『楽しんでもらえる旅館』を作ろうと決意し、温泉とボウリング場づくりに着手。
約2年かけて2本の源泉湧出に成功し、昭和45年の大阪万国博覧会の年に完成しました。
温泉湧出後、時代の流れとともに“変革”してきた当館は、
大阪市内から30分という立地を活かし、温泉旅館としてだけではなく、
会議・研修といったビジネス利用の設備も整備。
観光客を主流としてきた経営基盤に、
“日帰り・ビジネス利用”という新しい市場を開拓することで、さらなる成長を遂げました。
そして現在、海外から訪れる外国人観光客に、
日本の温泉旅館としての“おもてなし”を提供することで、
日本の魅力をより多くの人々に伝える宿作りを目指しています。